アラハン(読み)あらはん

知恵蔵mini 「アラハン」の解説

アラハン

100歳前後の人のこと。「アラウンド・ハンドレッド」の略。2015年に日本で初めて100歳以上の人口が6万人を超え、団塊の世代が70代にさしかかることや、単なる長寿ではなく「健康長寿」への憧れが大きくなっていることなどを背景とし、アラハンへの注目が2010年頃から高まってきている。アラハンの人々による著書も増えており、家事評論家・吉沢久子による『96歳のらくらく家事暦』(14年、朝日新聞出版)、『自分のままで暮らす』(16年、あさ出版)、写真家・笹本恒子の『100歳の幸福論。ひとりで楽しく暮らす、5つの秘訣』(14年、講談社)、『好奇心ガール、いま101歳:しあわせな長生きヒント』(15年、小学館)、美術家・篠田桃紅による『百歳の力』(14年、集英社)、『一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』(15年、幻冬舎)などが次々と刊行されている。

(2016-3-15)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アラハン」の意味・わかりやすい解説

アラハン(阿剌罕)
アラハン
Arakhan

[生]元,太宗5(1233)
[没]至元18(1281)
中国,元の武将モンゴルジャライル (札剌亦児) 族出身。諡は忠宣。父の跡を継いで憲宗8 (1258) 年,諸翼モンゴル軍馬都元帥となり,中統1 (60) ,同2年にアリク・ブガ (阿里不哥)の乱,同3年に李たんの乱の征討,同4年以後は南宋征討に加わり軍功をあげ,光禄大夫,中書左丞相,行中書省事に進み,日本征討準備中軍中に死去。曹南王に追封された。

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