アリアラテス9世エウセベス・フィロパトル(読み)アリアラテスきゅうせいエウセベス・フィロパトル(その他表記)Ariarathēs IX Eusebes Philopatōr

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アリアラテス9世エウセベス・フィロパトル
アリアラテスきゅうせいエウセベス・フィロパトル
Ariarathēs IX Eusebes Philopatōr

[生]?
[没]前86.3. テッサリア
小アジア東部,カッパドキアの王。在位前 101~86年。ポントス王ミトラダテス6世の子。8歳のとき王位につく。アリアラテス6世エピファネス・フィロパトルを暗殺したゴルディウスは彼の摂政。カッパドキア人の抵抗にあい,またローマ元老院から拒否された。貴族出身のアリオバルザネス1世が王となった (前 95頃) が,ミトラダテス6世の意を受けたアルメニアのチグラネスに追払われ,復位。第1次ミトラダテス戦争が始るとマケドニアで参戦して戦死した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android