アルガリヒツジ(読み)あるがりひつじ(その他表記)algali

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルガリヒツジ」の意味・わかりやすい解説

アルガリヒツジ
あるがりひつじ
algali
[学] Ovis ammon

哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目ウシ科の動物。中央アジア、ネパール、中国北部の海抜1000~5000メートルの高山地帯に分布する。頭胴長1.8メートル、体高1.1メートル、尾長10センチメートルで、頭部は大きく、幅広く長大な角(つの)がある。四肢は長く、細めで、ひづめも比較的小さい。角は、雄の成獣では全長1.2メートルを超え、両角の先端の開きは1メートルに達する。角は1回以上旋回して、前外方に向き、表面には明瞭(めいりょう)な角輪がある。しかし、雌の角は雄に比べ貧弱で、短くまっすぐである。通常、成獣の雄は雌と離れて生活し、交尾期に雌群に合流する。妊娠期間は約5か月で1産1子、まれに2子。約4か月の哺乳期間を過ぎても、幼獣は翌年まで親と行動する。草食であるが、冬期はコケや地衣類に頼る。

中川志郎

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