アルゴンレーザー(英語表記)argon laser

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルゴンレーザー」の意味・わかりやすい解説

アルゴンレーザー
argon laser

イオンレーザーの1種でアルゴンイオンを使う。発振線は可視部では 488nm (青) と 514.5nm (黄緑) ,紫外部では 351.1nm と 363.8nmである。連続出力 1 W 程度が可能であり,青や緑の領域ではほかに適当なレーザー光源が少なかったので,よく利用されたが,青や緑を発光する半導体レーザーの開発とともに応用範囲が限られるようになってきている。中性アルゴンを放電によりイオン化し,さらにポンピング励起状態に上げるためには大電流密度のアーク放電が必要である。

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