日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルダーノフ」の意味・わかりやすい解説 アルダーノフあるだーのふМарк Алданов/Mark Aldanov(1889―1957) ロシアの小説家。本名ランダウЛандау/Landau。キエフ(キーウ)大学で化学と法律学の学位を得た。トルストイとロマン・ロランの創作上の類似点を追究した『トルストイとロラン』(1915)を出す。1919年フランスに亡命し、1941年アメリカに移った。フランス革命を扱った四部作『思想家』(1923~1927)、ロシア革命を扱った『鍵(かぎ)』『逃亡』『洞窟(どうくつ)』、ベートーベンに関する『第十交響楽』など、社会的、歴史的葛藤(かっとう)を強調する歴史小説がある。[中本信幸] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例