アルブチン(その他表記)arbutin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルブチン」の意味・わかりやすい解説

アルブチン
arbutin

化学式 C12H16O7 。フェノール配糖体の一種ウワウルシコケモモなどのツツジ科植物の葉に分布する。無色針状晶。融点 142℃ (結晶水1分子を含むもの) ,200℃ (無水物) 。水に易溶。塩化第二鉄で青色を呈する。尿路消毒剤として用いられる。

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世界大百科事典(旧版)内のアルブチンの言及

【ウラシマツツジ】より

… 基本変種のA.alpina (L.) Spreng.(英名Alpine bearberry)は北半球の寒帯に分布し,葉や花が小さい。同属の別種ウワウルシ(一名クマコケモモ)A.uvaursi (L.) Spreng.(英名bearberry)(イラスト)は北半球の周極地方に分布する常緑小低木で,葉に配糖体アルブチンarbutin,タンニンなどを含み,乾かした葉を防腐収れん薬や利尿薬として用いるし,茶の代用にしている所もある。この属のいくつかの種は,ヨーロッパやアメリカでロックガーデンや庭園に栽植される。…

※「アルブチン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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