最新 地学事典 「アングライト」の解説
アングライト
angrite
Caに富むエコンドライトの一種。アングラドスレイス(Angra dos Reis,ADOR)隕石にちなんで命名。アングライトは,ファッサ輝石・Caに富むかんらん石・アノーサイトから成ることが特徴である。岩石組織の違いから,急冷した試料とやや徐冷した試料に分けられる。急冷した試料は結晶化年代が約45.64億年前であり,長寿命核種と短寿命核種の年代測定のアンカーとして用いられている。徐冷した試料は結晶化年代がやや若い(約45.58億年前)。
執筆者:三河内 岳・矢内 桂三
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

