日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンチモンスズグレー」の意味・わかりやすい解説 アンチモンスズグレーあんちもんすずぐれー セラミック顔料(がんりょう)の一つ。酸化スズ(Ⅳ)SnO2(酸化第二スズともいう)を母格子とし、これにアンチモンが固溶した顔料である。酸化スズ(Ⅳ)に五酸化アンチモンSb2O5を少量(重量で約5%)配合し、1300℃の焼成で得られる。各種のうわぐすりで安定に使用できる。[大塚 淳] アンチモンスズグレーの分光反射率曲線 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例