日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンドラ・ラ・ベッリャ」の意味・わかりやすい解説 アンドラ・ラ・ベッリャあんどららべっりゃAndorra la Vella スペインとフランスの国境にある小独立国アンドラの首都。人口2万0845(2000)。バリラ川沿いの古い集落で、中央広場にロマネスク様式の教会、その南に「谷の家」Casa de la Valle(16世紀)がある。「谷の家」は議事堂、裁判所を兼ね、六つの教区(1978年に首都が2教区に分かれたため現在は7教区)ごとの鍵(かぎ)をつけた「六つの鍵のチェスト」(蓋(ふた)つきの大箱)があり文書が納められている。観光中心地でもあり、放送局「ラジオ・アンドラ」がある。[田辺 裕・滝沢由美子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例