現代外国人名録2016 「アンドレガイム」の解説
アンドレ ガイム
Andre Geim
- 職業・肩書
- 物理学者 ラドバウド大学教授
- 国籍
- オランダ
- 生年月日
- 1958年10月21日
- 出生地
- ソ連ロシア共和国ソチ(ロシア)
- 本名
- Geim,Andre Konstantinovich
- 学位
- 博士号(ロシア科学アカデミー固体物理学研究所)〔1987年〕
- 受賞
- ノーベル物理学賞〔2010年〕,イグ・ノーベル賞〔2000年〕
- 経歴
- 1994年ネイメーヘン大学准教授、2001年マンチェスター大学教授を経て、2007年ラドバウド大学教授。炭素の新素材グラフェンの研究に取り組み、2004年マンチェスター大学のコンスタンチン・ノボセロフ教授とともに、鉛筆の芯の主成分でもあり、炭素原子が多層に重なったグラファイト(黒鉛)の薄片の両面にテープを張り付け、引きはがすという簡単な操作を繰り返してグラフェンを作ることに成功。2010年“グラフェンに関する革新的実験”に功績があったとして、ノボセロフ教授とともにノーベル物理学賞を受賞。一方、ヤモリの指の吸着機構をもとにした吸着材料の開発でも知られる。2000年にはカエルを生きたまま磁力で浮かせる実験でイグ・ノーベル賞を受賞。この2つの賞を受ける初のケースになった。ナイト爵位を叙せられる。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報