アンモニウムタイプ沸石(読み)アンモニウムタイプふっせき

最新 地学事典 「アンモニウムタイプ沸石」の解説

アンモニウムタイプふっせき
アンモニウムタイプ沸石

ammonium type zeolite

アンモニウムイオンでイオン交換した沸石。ゼオライト中のSi/Alが大きいほうが耐酸性,耐水熱性,固体酸強度が増大するが,ZSM-5を除いて高Si/Al比のゼオライトを合成するのが難しい。そこで,Si/Al比の低いゼオライトからアルミニウムを除去する。この場合,アンモニウムイオン型Yゼオライトが出発物質としてよく使われる。これを水熱処理または焼成すると,ゼオライト結晶の骨格からアルミニウムがぬけ出し,このアルミニウムイオンの一部はイオン交換席に存在するが,アンモニウムイオンとのイオン交換により,ゼオライトから除去される。こうしてできたアルミニウム濃度の低いYゼオライトは,水熱安定性に優れているので,超安定Yゼオライトと呼ばれ石油の接触分解用触媒などに使われる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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