ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アーグラ水道」の意味・わかりやすい解説 アーグラ水道アーグラすいどうĀgra Canal 北インド中部の灌漑用水路。幹線水路はウッタルプラデーシュ州アーグラ区域のジャムナ川右岸から取水され,多くの支線がアーグラ区域,ラージャスタン州バラトプール区域,マディヤプラデーシュ州のビンド,モレナ両区域に給水する。この地域は年降水量 700~800mmで,農業特に米,ムギ類生産の安定のためには灌漑が不可欠である。ジャムナ川の上流から取水される東ジャムナ水道,西ジャムナ水道とともに 20世紀初期に建設されたが,この2水道に比べ水量が不安定で,給水区域内にはいまなお畜力を用いる井戸水灌漑に依存する農村が多い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by