いくす

精選版 日本国語大辞典 「いくす」の意味・読み・例文・類語

いく・す

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「おこす」の変化した語 ) こちらへ渡す。おこす。
    1. [初出の実例]「身どもにまいってとってこいとおっしゃれましたほどに、いくさっしゃれませい」(出典:狂言記・武悪(1660))

いくすの語誌

江戸時代に入ってから見られるが、その用例は、だいたい上方語圏のものであり、上方語の「おこす」から「おくす」を経て「いくす」に転じたと考えられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む