いさ知らず(読み)いさしらず

精選版 日本国語大辞典 「いさ知らず」の意味・読み・例文・類語

いさ 知(し)らず

  1. ( 副詞「いさ」に「知らず」の付いたもの ) まったくわからない。何も知らない。
    1. [初出の実例]「『さば、いさしらず。な頼まれそ』などむつかりければ」(出典:枕草子(10C終)一四三)
    2. 「扨は左様に候か、かかる事とはいさしらず、遊女をいとひしくやしさよ」(出典:浄瑠璃・猫魔達(1697頃)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android