いとしぼらしい

精選版 日本国語大辞典 「いとしぼらしい」の意味・読み・例文・類語

いとしぼ‐らし・い

〘形口〙 (「らしい」は接尾語)
① いかにも気の毒だ。かわいそうだ。
歌舞伎・傾城浜真砂(1839)四幕「色直しまでした仲を、いとしぼらしい外(そと)へ抛(はふ)り出し、あの憎てらしい瘤面(こぶづら)と、どう祝言がなりませう」
② いかにも愛らしい。かわいらしい。
評判記・新野郎花垣(1674)上村才三郎「此君おすかたたをやかにまつにかかれるふぢのはないとしほらしくしなやかなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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