デジタル大辞泉
「祝言」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しゅう‐げんシウ‥【祝言】
- 〘 名詞 〙
- ① 祝いのことば。祝詞。賀詞。
- [初出の実例]「三秋徂景帰二羈路一、万代祝言唱二廟庭一」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)一〇・九月尽日陪天満天神祠〈藤原敦光〉)
- 「されば、箱王は、あらたま年のしゅうげんをもわすれ」(出典:曾我物語(南北朝頃)四)
- ② 祝い。祝儀。
- [初出の実例]「親と子の定めを祝ふ祝言の、千秋万歳の舞の袖」(出典:謡曲・春栄(1435頃))
- ③ ( ━する ) 嫁入りの儀式を行なうこと。また、その式。婚礼。結婚式。
- [初出の実例]「御わかこの御ちの人にても、御しうげんなどにて御なり候」(出典:娵入記(1443‐73頃))
- ④ 男女の肉体的な交わり。
- [初出の実例]「思ひよらず傾城町を通れば〈略〉是非に及ばずしうげんをつとめて」(出典:咄本・昨日は今日の物語(1614‐24頃)下)
- ⑤ 舞楽・浄瑠璃などで、終わりに演じる曲。舞楽では「長慶子」、浄瑠璃では「梵天国」、長唄では「菊慈童」など。
- ⑥ 「しゅうげんのう(祝言能)」の略。
- [初出の実例]「先、祝言の風体、開口人出でて、〈略〉七八句謡ふべし」(出典:三道(1423))
- ⑦ 「しゅうげんおんぎょく(祝言音曲)」の略。
- [初出の実例]「扇拍子より、祝言の音曲、次第次第の風体は、〈略〉用意のままなるべし」(出典:花鏡(1424)序破急之事)
- ⑧ 能楽で、五音(ごおん)の一。自然によどみなくうたう曲。また、その味わい。〔五音曲条々(1429‐41頃)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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祝言 (しゅうげん)
祝福の言葉ないし寿歌(ほぎうた)の意。能の用語として重要。世阿弥は音曲(謡)に,はじめ祝言,哀傷と二つの対照概念を立てたが,やがて,祝言,幽曲(幽玄音曲の意),恋慕,哀傷,闌曲の五音曲に分類した。世阿弥の女婿金春(こんぱる)禅竹は八音説を立てるが,その冒頭はやはり祝言である。すなわち,猿楽能じたいが,本来祝言をその効用として成り立っているのである。鎌倉期の代表的寺社芸能は〈延年〉と呼ばれ,脇能にもそのパターンを踏襲するものがあり,世阿弥も〈申楽延年〉〈風月延年〉〈寿福増長〉と《風姿花伝》に書いて,この芸の祝言性を強調している。脇能すなわち初番目物が,とくに祝言を本旨とすることは論をまたないが,本格の番組(五番立の番組)は一日の掉尾,切能(きりのう)のあとに,脇能の後段を祝言のためにつける。観世流では,その祝言曲として《岩船》《金札》は後段のみを演ずることにしている。略しては,一曲最終部の祝言性を盛る章句数行を謡い付(つけ)祝言という。
→初番目物 →脇能
執筆者:味方 健
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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祝言
しゅうげん
歌舞伎・浄瑠璃の外題。- 初演
- 寛文2.5(江戸・古伝内座)
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
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