祝(い)言(読み)イワイゴト

デジタル大辞泉の解説

いわい‐ごと〔いはひ‐〕【祝(い)言】

幸福を祈願する言葉。また、慶事をことほぐ言葉。

しゅう‐げん〔シウ‐〕【祝言】

祝いの言葉。賀詞。祝詞。祝辞。「祝言を述べる」
祝い。祝儀。「年始の祝言
結婚式。婚礼。「吉日を選んで祝言を挙げる」「仮祝言
日本音楽で、祝意を表す曲。ふつう、番組の初めか終わりに演奏する。雅楽の「長慶子(ちょうげいし)」、浄瑠璃の「梵天国」などのほか、三番叟(さんばそう)物の義太夫節・長唄・清元などにある。祝言音曲。
祝言能」の略。

ほぎ‐ごと【祝言/寿言/詞】

祝って言う言葉。祝福の言葉。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

しゅうげん【祝言】

祝福の言葉ないし寿歌(ほぎうた)の意。能の用語として重要。世阿弥は音曲(謡)に,はじめ祝言,哀傷と二つの対照概念を立てたが,やがて,祝言,幽曲(幽玄音曲の意),恋慕,哀傷,闌曲五音曲に分類した。世阿弥の女婿金春(こんぱる)禅竹は八音説を立てるが,その冒頭はやはり祝言である。すなわち,猿楽能じたいが,本来祝言をその効用として成り立っているのである。鎌倉期の代表的寺社芸能は〈延年〉と呼ばれ,脇能にもそのパターンを踏襲するものがあり,世阿弥も〈申楽延年〉〈風月延年〉〈寿福増長〉と《風姿花伝》に書いて,この芸の祝言性を強調している。

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大辞林 第三版の解説

しゅうげん【祝言】

祝い。また、祝いの言葉。祝辞。
婚礼。結婚式。 「 -を挙げる」
「祝言能」の略。
邦楽や浄瑠璃などで、初めまたは終わりにうたう祝いの意を表す曲。

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