イドメネオ(英語表記)Idomeneo

デジタル大辞泉 「イドメネオ」の意味・読み・例文・類語

イドメネオ(Idomeneo)

モーツァルトイタリア語によるオペラ。全3幕。1781年にミュンヘン初演。正式名称は「クレタの王イドメネオ、またはイリアとイダマンテ」。トロイア戦争後のクレタ島舞台とする。

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デジタル大辞泉プラス 「イドメネオ」の解説

イドメネオ

オーストリアの作曲家W・A・モーツァルトのイタリア語による全3幕のオペラ(1781)。原題《Idomeneo, re di Creta ossia Ilia e Idamante》。正式名称は『クレタの王イドメネオ、またはイリアとイダマンテ』。古代のクレタ島を舞台とするオペラセリア

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世界大百科事典(旧版)内のイドメネオの言及

【オペラ】より


[作品と歌手]
 しかし,オペラとオーケストラの結びつきがいかに深いとしても,オペラという芸術の〈花〉が,しょせん名歌手の名演にあることは,いうまでもない。すぐれた劇的表現のために,17~18世紀にはカストラートと呼ばれる人工的な声(男性アルト)が用いられ,一世を風靡したファリネリG.Farinelli(1769‐1836)のような名歌手が生まれたが,カストラートを主役に配した有名なオペラは,モーツァルトの《イドメネオ》(1781)が最後である。初期のオペラにおける主要な役は,このカストラートのほか,ソプラノとテノールに限られていたが,18世紀に発展したオペラ・ブッファは道化役のバスを重視し,アリアの形式も重唱の組合せも,いっそう豊富になった。…

※「イドメネオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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