いぬき笠(読み)いぬきがさ

精選版 日本国語大辞典 「いぬき笠」の意味・読み・例文・類語

いぬき‐がさ【いぬき笠】

  1. 〘 名詞 〙 中世後期から近世初期にかけて流行した編笠一種。女のかぶるものは垂れが浅く、男のかぶるものは垂れが深い。
    1. [初出の実例]「さもすさましき大男、三所閉のいぬき笠、大脇指の一つざし」(出典:浄瑠璃・博多露左衛門色伝授(1708)六)

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