イメージインテンシファイア(その他表記)image intensifier; image tube

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

イメージインテンシファイア
image intensifier; image tube

微弱な光,X線粒子線などがつくる像の強度を増幅する装置。増幅すべき像 (可視光以外の像はケイ光物質によって可視光に変える) を光電面につくり,光電面から放出される光電子を加速し,電子レンズケイ光面に結像させる。像の明るさの増位指数は加速電圧に比例し,20kVで 1000倍程度となる。光電子像を内径数 μm のガラス繊維の束でつくったチャンネルトロン型二次電子増倍器の入力面に結ばせ,低い加速電圧でより大きい倍率を得る方法もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 の解説

イメージインテンシファイア
image intensifier

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のイメージインテンシファイアの言及

【映像増倍管】より

…入射光により光電面から放出された光電子を加速,集束して蛍光面に結像,発光させ,光学像を得る真空管(図1)。イメージインテンシファイア(略称I.I.)またはイメージ管とも呼ぶ。微弱光の輝度増倍や,不可視光像を可視像に変換する機能をもち,後者は像変換管とも呼ぶ。…

【画像通信】より

…画像通信とは,視覚情報を電気信号に変換し,これを受信側で可視像として再現する通信形態をいう。視覚は人間の五感のうちで情報伝達機能のもっとも優れたもので,人間が外部から受ける情報の60%は視覚からであるといわれている。 通信形態をC.E.シャノンの通信モデルに従って示すと図のようになる。このモデルにおいて,情報源から発生する画像情報はきわめて多様であり,動画像と静止画像,カラー画像と白黒画像,二次元画像と三次元画像など,さまざまに分類することができる。…

※「イメージインテンシファイア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android