粒子ビームともいう。中性の原子・分子,中性子,負電荷をもつ電子,正電荷をもつ陽イオンまたは原子核などの微視的粒子が,真空中で(中性子は空気中でもよい)ほぼ一方向に向かう細い流れ。互いにあまり衝突せず,したがってあまり広がらない線束をいう。X線は電磁波であるが,粒子性をもつことから粒子線に含める場合も多い。いずれも物質に衝突させたときにどのような方向にどのような強度で散乱されるかを測定し,それを解析することによって,X線の場合は物質内の原子,直接には電子の空間分布が求められ,電子線の場合は表面・薄膜・気体分子内の電子分布の解明などに役だつ。中性子線を用いる場合には,X線では散乱の弱い水素のような軽元素の空間分布が求められるほか,中性子は磁性をもっているので,磁性電子の空間分布が求められる特徴がある。
執筆者:細谷 資明
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新