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粒子線 りゅうしせんcorpuscular beam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

粒子線
りゅうしせん
corpuscular beam

ビームの1種。微視的粒子が共通の方向に細い流れとなって進み,内部では互いにほとんど衝突しないものをいう。適当な方法でつくった粒子の集団から,スリット組合せを通して一定の進行方向をもつものだけを取出したり,荷電粒子電磁レンズで集させたりしてつくる。電子線原子線分子線などがある。

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百科事典マイペディアの解説

粒子線【りゅうしせん】

原子,分子,イオン,原子核,中性子,電子などの粒子が一定方向に向かう細い流れ。磁気モーメント,衝突断面積(衝突)等の測定に使われ,原子核の研究に重要。また粒子は波動性をもち,物質に当たってX線と同様に回折を起こすので,特に電子線,中性子線の回折を物質構造の研究に使う。
→関連項目吸収(物理)

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世界大百科事典 第2版の解説

りゅうしせん【粒子線 corpuscular beam】

粒子ビームともいう。中性の原子・分子,中性子,負電荷をもつ電子,正電荷をもつ陽イオンまたは原子核などの微視的粒子が,真空中で(中性子は空気中でもよい)ほぼ一方向に向かう細い流れ。互いにあまり衝突せず,したがってあまり広がらない線束をいう。X線は電磁波であるが,粒子性をもつことから粒子線に含める場合も多い。いずれも物質に衝突させたときにどのような方向にどのような強度で散乱されるかを測定し,それを解析することによって,X線の場合は物質内の原子,直接には電子の空間分布が求められ,電子線の場合は表面・薄膜・気体分子内の電子分布の解明などに役だつ。

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大辞林 第三版の解説

りゅうしせん【粒子線】

同一の方向に進むように、細く絞った微粒子の流れの束。分子線・原子線・中性子線・電子線など。

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