すべて 

インド洋南赤道海流(読み)インドようみなみせきどうかいりゅう(その他表記)Indian South Equatorial Current

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インド洋南赤道海流」の意味・わかりやすい解説

インド洋南赤道海流
インドようみなみせきどうかいりゅう
Indian South Equatorial Current

南半球熱帯のインド洋を吹く南東貿易風によって西流する海流。インド洋南部の時計の針と反対回り環流の北側部分を構成し,オーストラリア西岸の南回帰線付近で西オーストラリア海流に接する。インド洋では南緯 20°の北を流れ,海流の中心軸は南緯約 12°にある。アフリカ東岸に近づきマダガスカル島にぶつかってから,一分枝は南へ曲ってモザンビーク海流アガラス海流になり,北へ向う分枝はソマリ海流になる。南半球の冬には,オーストラリア北岸に沿い西流する海流を加えて速く,南東貿易風の北への移動によって,海流の北限が5°~6°北へ移動する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

すべて 

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む