最新 地学事典 「ウィヤール石」の解説
ウィヤールせき
ウィヤール石
wyartite
化学組成CaU5+(UO2)2(CO3)O4(OH)・7H2Oの鉱物。直方晶系,空間群P212121,格子定数a1.125nm, b0.708, c2.098,単位格子中4分子含む。黒・紫黒・黄褐・緑褐色,条痕褐紫色。劈開{001}{010}完全。ガラス光沢,劈開面で亜金属光沢。硬度3〜4,比重4.69。光学的二軸性負,2V48°,α1.89, β1.89, γ1.91。軸色X灰,Y紫,Z紫青。アフリカZaïreのShinkolobweウラン鉱床に産する二次鉱物。名称はフランスのJ.Wyartにちなむ。なお結晶水が3H2Oの脱水相があり,そちらは直方晶系,空間群Pmcn,格子定数a1.12610nm, b0.70870, c1.68359,単位格子中4分子含む。これには種名がつけられていない。wyartiteⅡといわれていたものであろう。
執筆者:加藤 昭・吉井 守正・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

