ウィンプル(その他表記)wimple

翻訳|wimple

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウィンプル」の意味・わかりやすい解説

ウィンプル
wimple

かぶりもの一種で,頭部から顔両脇,首をおおうベール。中世ヨーロッパの既婚女性の一般的頭飾りで,亜麻または絹の布地でつくられた。近代以降,修道女制服となった。これらに類似したベール風の頭飾り一般をさすこともある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のウィンプルの言及

【髪形】より

… 帽子,ベール,ずきんなどの被り物が一般化した中世では,髪はそれらの中に隠され技巧的な特徴は14世紀まで見られなかった。14世紀に,編んだり縮らせたりした髪を,耳を隠したり,両頰にそって垂直に垂らし,レースやウィンプルと呼ばれるベールなどで覆った髪形が現れた。ルネサンス盛期のイタリアでは美への憧憬が高まり,美容術,染髪術の書が出版された。…

※「ウィンプル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む