デジタル大辞泉
「亜麻」の意味・読み・例文・類語
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あ‐ま【亜麻】
〘名〙 アマ科の一年草。中央アジア・アラビア原産。ヨーロッパでは紀元前から栽培されていた。日本への
渡来は
元祿(
一六八八‐一七〇四)時代で、
亜麻仁油(あまにゆ)をとるために栽培された。繊維用の栽培は明治時代に北海道で
開拓使によって成功したのが
最初。亜麻仁油用の
品種は、やや寒地の粘土質を好み、おもに北海道・東北地方で栽培され、繊維用のものは
熱帯を好む。高さ約一メートル。葉は長さ二~三センチメートルの線形または
ササの葉形。夏、青紫色または白色の五弁の花が咲く。実は
球形のさやとなり、種子は黄褐色の扁平な長楕円体で、亜麻仁油を搾る。茎からとれる繊維は、麻布地原料の大半を占める。ぬめごま。あかごま。いちねん
あま。
▼あまの花 《季・夏》 〔薬品手引草(1778)〕
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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報