ウェルフェン家(読み)ウェルフェンけ(英語表記)Welfen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウェルフェン家」の意味・わかりやすい解説

ウェルフェン家
ウェルフェンけ
Welfen

ドイツ諸侯中の名門。ルートウィヒ1世 (敬虔王) の舅ブルグンド王ウェルフ1世に始り,ウェルフ4世にいたってバイエルン公国を領した。ハインリヒ傲慢公のときザクセン公国を併領。ハインリヒ獅子公にいたって,ホーエンシュタウフェン家皇帝フリードリヒ1世 (赤髯王)と争って敗れ,ザクセン公国を失った。その子オットー4世は皇帝に選出されたがふるわず,領土も縮小され 1634年決定的に分裂。なお下ザクセンの領地から生じたブラウンシュワイク=リューネブルク公国は,92年ハノーバー選帝侯の地位を得るにいたった。

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