ウクライナの文化財被害

共同通信ニュース用語解説 「ウクライナの文化財被害」の解説

ウクライナの文化財被害

ウクライナでは、ロシアの攻撃で文化財が損傷したり、文化施設から所蔵品が略奪されたりする被害が相次ぐ。国連教育科学文化機関(ユネスコ)は12月時点で227の文化遺産の損傷被害を認定。内訳教会などの宗教施設が101件、博物館や美術館が17件、歴史的建造物などが79件。被害総額は推定数億ユーロ(数百億円)に上るとの見方もある。首都キーウ(キエフ)近郊の博物館では、ウクライナの国民的な画家マリア・プリマチェンコ氏の作品の一部が焼失AP通信によると、南部メリトポリの博物館では遊牧民族フンの宝飾、南東部マリウポリの複数の博物館からは絵画聖書など2千点以上が奪われた。ウクライナ側はアイデンティティーに関わる文化財の破壊や略奪は「戦争犯罪」だと訴えている。(キーウ共同)

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