焼失(読み)ショウシツ

デジタル大辞泉 「焼失」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しつ〔セウ‐〕【焼失】

[名](スル)《古くは「じょうしつ」とも》焼けてなくなること。「貴重な文化遺産が焼失する」
[類語]焼亡火事火災火難出火失火炎上大火小火ぼや小火しょうか自火近火急火怪火不審祝融しゅくゆう回禄かいろく大火災大火事山火事火の海焼尽丸焼け半焼け全焼半焼火元火の元類焼貰い火延焼飛び火引火猛火火の手下火鎮火消火火消し消防火事場焼け跡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「焼失」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しつセウ‥【焼失】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「じょうしつ」 ) 焼けてなくなってしまうこと。焼けうせること。
    1. [初出の実例]「公験流記帳悉焼失」(出典:東寺百合文書‐り・延久三年(1071)一〇月八日・山城珍皇寺司等解案)
    2. 「彼重衡卿は、東大寺焼失(ゼウシツ)の逆臣也」(出典:高野本平家(13C前)一〇)
    3. 「大なる炎遙に飛去て、厳重の御祈祷所、一時に焼失(セウシツ)する事」(出典:太平記(14C後)二七)

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