ウコッケイ(読み)うこっけい(その他表記)silkie fowl

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウコッケイ」の意味・わかりやすい解説

ウコッケイ
うこっけい / 烏骨鶏
silkie fowl
[学] Gallus gallus var. domesticus

鳥綱キジ目キジ科の鳥。ニワトリの1品種で、原産地は中国またはインドといわれ、日本には江戸時代初期に中国から渡来した。白、金、黒の3色があり、全身の羽は小羽枝を欠くので羽弁をつくらず、羽枝が長く絹糸のような光沢がある。毛冠と、ときには頭頂に骨瘤(こつりゅう)があり、足の指が1本多く、5趾(し)である。結合組織に多量の色素胞を含むので、皮膚をはじめ体内もすべて黒色を帯びる。天然記念物。

[西田隆雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android