日本歴史地名大系 「ウヨロ」の解説 ウヨロうよろ 北海道:胆振支庁白老町ウヨロアイヌ語に由来すると思われる地名。天保郷帳には「シラヲイ持場」のうち「ウヨロ」とみえ、当地一帯は近代に入り白老村に包含された。「蝦夷日誌」(一編)、「行程記」「廻浦日記」などに「ウヨロ」とみえ、「観国録」にみえる「ウユロベツ」(安政三年九月二一日条)はこの地を流れる川をさすものと思われる。幅一八間。「蝦夷日誌」(一編)には「昔しは船渡しなりしが、今は歩行渡りニなる」とあるが、「廻浦日記」では「廻りして行に橋を架る処有」とされ、「夷地ニ在テハ稀ナル橋ナリ、其長サ十間許ノ者ナレトモ欄干ヲ施セリ」(「観国録」前掲条)と記されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by