ウラン複合材(読み)ウランふくごうざい(その他表記)uranium composite material

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウラン複合材」の意味・わかりやすい解説

ウラン複合材
ウランふくごうざい
uranium composite material

原子炉の核燃料ウラン材と被覆材料との複合金属材料。炉心構造材である。ウラン材としては金属ウランU,その合金または化合物があり,被覆材にはアルミニウム合金ジルカロイステンレス鋼が用いられる。実際にはアルミニウム Alまたはジルコニウム Zrの管に金属ウラン棒を入れて圧着するか,または Al-Si合金を仲介として接着したもの,U-Al,U-Zr-Nbなどのウラン合金をアルミ合金またはジルカロイの板でサンドイッチにしたもの,ウラン酸化物 UO2粉末をステンレス鋼の管に入れてたたき伸ばしたものなどが使われている。化合物燃料としては UO2 のほかに炭化物 UCの利用も研究されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む