うろうろ舟(読み)ウロウロブネ

デジタル大辞泉 「うろうろ舟」の意味・読み・例文・類語

うろうろ‐ぶね【うろうろ舟】

江戸時代両国船遊びのときなどに、遊山船の間を漕ぎまわって飲食物を売った小船もと「売ろ舟」といったのを、うろうろとさまようのでこの名が生じたという。
西瓜すいくわ玉蜀黍たうもろこしの―や、馬鹿囃子のさわぎ舟が出やうもしれねえ」〈滑・浮世風呂・四〉

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