ウーション関(読み)ウーションかん(英語表記)Wusheng guan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウーション関」の意味・わかりやすい解説

ウーション(武勝)関
ウーションかん
Wusheng guan

中国東部,ホーナン (河南) 省とフーペイ (湖北) 省の境にある峠。ターピエシャン (大別山) 山脈を西端のチーコン (鶏公) 山の西で越えて,北のホワン (黄) 河扇状地からホワン水の谷沿いに南のチャン (長) 江中流域を結ぶ。付近のピンチン (平靖) 関,チウリー (九里) 関とともに,古くから重要な交通路であった。チンコワン (京広) 鉄道が直下を 20kmに及ぶトンネルで通過している。チーコン山は風光の美で知られ,保養,行楽の地となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

太陽フレア

太陽の表面にあるしみのように見える黒点で起きる爆発。黒点の磁場が変化することで周りのガスにエネルギーが伝わって起きるとされる。ガスは1千万度を超す高温になり、強力なエックス線や紫外線、電気を帯びた粒...

太陽フレアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android