保養(読み)ホヨウ

デジタル大辞泉 「保養」の意味・読み・例文・類語

ほ‐よう〔‐ヤウ〕【保養】

[名](スル)
からだを休ませて健康を養うこと。養生すること。「山の温泉保養する」「保養地」
心をなぐさめ楽しむこと。「目の保養になる」
[類語]静養養生療養保健闘病

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精選版 日本国語大辞典 「保養」の意味・読み・例文・類語

ほ‐よう‥ヤウ【保養・輔養・補養】

  1. 〘 名詞 〙
  2. からだを休めて健康の回復をはかること。養生すること。転じて、病気の治療をすることにもいう。〔伊呂波字類抄鎌倉)〕
    1. [初出の実例]「爾子弟、人の輔養は衣食居日用の間に在り」(出典:山鹿語類(1665)二一)
  3. 美しいものを見るなどして心をなぐさめ楽しむこと。
    1. [初出の実例]「夫故病中も写物等いたし補養いたし候」(出典:島崎金次郎宛大田南畝書簡‐文化元年(1804)一一月二二日)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐韋澳伝〕
  4. 植物草花などを育てること。
    1. [初出の実例]「種石穀并しのふ、両年保養之」(出典蔭凉軒日録‐寛正四年(1463)五月二二日)

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普及版 字通 「保養」の読み・字形・画数・意味

【保養】ほよう(やう)

養育する。〔資治通鑑、宋紀二〕(文帝、元嘉二年)密后の(そ)するや、世ほ幼し。太宗、竇氏(とうし)の良にして操行るを以て、之れを保せしむ。竇氏、撫すること恩り、訓すること禮り。世之れをとす。

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