岩石学辞典 「エイシイエフ図」の解説 エイシイエフ図 岩石の化学成分と鉱物組成の関係を調べるためにエスコラにより考えられた三角図で,岩石の主成分であるSiO2以外の化学成分の比率で図示する[Eskola : 1915].特に塩基性火成岩に用いられるが,石英を含まない岩石には用いない.AはAl2O3,CはCaO,FはFeOを意味するが,実際の岩石ではA=(Al2O3+Fe2O3)-(Na2O+K2O),C=CaO,F=(FeO+MnO+MgO)の三成分系で表す.多成分系に当てはめる場合には問題が多く,図の解釈には様々な仮定が入れなければならないので注意が必要である. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報