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解釈 かいしゃくinterpretation

翻訳|interpretation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

解釈
かいしゃく
interpretation

文書ばかりではなく,人間の身ぶり,表情をはじめ,習慣,制度,宗教,学問,芸術など人間精神の所産を方法論的に理解すること。その方法論を取扱う学問を解釈学という。解釈学の淵源は古代ギリシア文献学 Philologieにさかのぼりうるが,解釈学 Hermeneutikとして基礎づけられたのは,近代に入り,F. E. D.シュライエルマッハー,A.ベック,W.ディルタイらによってである。ことにディルタイは人間的社会的歴史的精神の所産を体験の表現として客観的に了解することが可能であるとし,学としての解釈学を確立した。彼の影響を受けた M.ハイデガーは,現存在の存在了解を通じて存在の意味を明らかにするという解釈学的存在論を提示している。

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デジタル大辞泉の解説

かい‐しゃく【解釈】

[名](スル)
言葉や文章の意味・内容を解きほぐして明らかにすること。また、その説明。「徒然草を解釈する」「英文解釈
物事や人の言動などについて、自分なりに考え理解すること。「善意に解釈する」

げ‐しゃく【解釈】

経典などの文章を説き明かし、その内容をわからせること。

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大辞林 第三版の解説

かいしゃく【解釈】

( 名 ) スル
語句や物事などの意味・内容を理解し、説明すること。解き明かすこと。また、その説明。 「正しく-する」
物事や行為などを判断し理解すること。 「善意に-する」

げしゃく【解釈】

〔「げ」は呉音〕
経文の解釈・説明。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

解釈
かいしゃく
interpretation英語
interprtationフランス語

一つの理論で、証明なしに主張されている命題を、その理論の公理とよぶことにしよう。この公理を述べるのに使われている単語の意味は、その理論の使われる場面によって明らかであることも多い。しかし、数学などでは、逆に、この単語の意味をわざと不定にしておくこともある。たとえば、
 aとbとの間にRが成り立てば、bとaとの間にもRが成り立つ。
 このことは、Rという関係が、可逆的であることを述べている公理であるが、このRが具体的にどういう関係を表しているかについては何も述べてない。そうして、Rが兄弟関係であっても、「同一の平面上にある」という関係であっても、この公理は成り立つ。このほか、無数の関係についてこの公理が成り立つことは、少し考えてみれば明らかであろう。このように、わざと単語の意味を不定にしておくことで、一組の公理が多くの事柄に当てはまるようになり、数学の応用の範囲が広くなるということがあるのである。この不定なことばの意味を理論の応用の場合などに確定させることを、この公理の組の解釈という。
 論理学には、この意味での解釈の一般論を、集合論を応用して調べる分野があり、これをモデル理論という。とくに興味深いのは、集合論自体についてのモデル理論である。解釈と反対に、意味のよくわかった事柄を論理記号を使って厳密な公理論の形に表すことを「形式化」という。[吉田夏彦]

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世界大百科事典内の解釈の言及

【説明】より

…過去のテキストはことばづかいひとつを取っても異質であり,そのまま理解できるものではなく,辞書その他の手段やさまざまな方法を用いて,その意味や構成を特定しなければならない。これは〈解釈interpretation〉と呼ばれ,その集積が理解をもたらす。だがその手順は簡単ではない。…

※「解釈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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