日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
エギュイーユ・デュ・ミディ山
えぎゅいーゆでゅみでぃさん
Aiguille du Midi
フランス東部、アルプス西部、モンブラン山群のシャモニー針峰群の最高峰。南峰(3842メートル)と北峰(3795メートル)の2峰よりなり、1856年、シャモニーのガイドにより初登頂された。南峰の南壁は、マルセイユ生まれの国立スキー登山学校教官でガイドのガストン・レビュファGaston Rébuffat(1921―85)により登攀(とうはん)されたことで有名である。シャモニー・モンブランの町から北峰にロープウェーがかかっており、観光客にも安全に登れるので、アルプスの絶好の展望台となっている。
[徳久球雄]
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