エリトリン

化学辞典 第2版 「エリトリン」の解説

エリトリン
エリトリン
erythrin

C20H22O10(422.38).地衣類リトマスゴケRoccella montagneiなどに含まれているデプシドの一種.レカノール酸のメソエリトリトールエステルに相当する.無色針状結晶.融点165~166 ℃.+106°.水と加熱するとo-オルセリン酸とピクロエリトリンに分解する.塩化鉄(Ⅲ)で紫紅色に着色し,さらし粉を作用させると血赤色を呈する.[CAS 480-57-9]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android