日本大百科全書(ニッポニカ) 「エーゲ諸島」の意味・わかりやすい解説 エーゲ諸島えーげしょとうNēsoi Aigaiou ギリシア南東部、エーゲ海に散在する島々。英語名Aegean Islands。キクラデス、スポラデス、ドデカネス各諸島など、5地方からなる行政地域をなす。面積9113平方キロメートル、人口49万8811(2001)。島の多くは火山性で、大理石質の地層をもつ島もある。貧しい土地で、ブドウ、オリーブ、柑橘(かんきつ)類、小麦などが栽培され、牧羊が行われる。沿岸地方では漁業や海綿採集が盛んである。船員となって海に出たり、ギリシア本土の都市に働きに行く若者が多く、過疎化が進んでいる一方、観光地として発展しつつある。[真下とも子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例