ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エーテル麻酔」の意味・わかりやすい解説 エーテル麻酔エーテルますいether anesthesia ジエチルエーテルの吸入による全身麻酔法。マスクに滴下する開放点滴法が早くから行われ,その後,酸素とともに用いる閉鎖循環麻酔法が行われるようになった。後者は,鎮痛および筋弛緩作用が強く,呼吸抑制が少いので,あらゆる手術に用いられてきた。しかし,爆発性,不快な刺激臭,覚醒遅延などの欠点があるため,今日ではほとんど行われていない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by