日本大百科全書(ニッポニカ) 「オキエソ」の意味・わかりやすい解説 オキエソおきえそ / 沖狗母魚lizard fish[学] Trachinocephalus myops 硬骨魚綱ハダカイワシ目エソ科に属する海水魚。全長37センチメートルに達し、世界中の暖海に広く分布する沿岸性の魚で、浅海から400メートルほどの深さの砂、泥、岩質の海底に生息する。体側に3~4条の青色縦帯がある。口が大きく、腹びれの内側鰭条(きじょう)は外側鰭条よりも長い。吻(ふん)が眼径より短く、目は頭部の先端近くの背面にある。臀(しり)びれの鰭条数が多く、15~16本。1年間に2万トン以上も漁獲され、練り製品の材料にされる。[上野輝彌] オキエソ(生態) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例