オキシコープ転位(読み)オキシコープテンイ

化学辞典 第2版 「オキシコープ転位」の解説

オキシコープ転位
オキシコープテンイ
oxy-Cope rearrangement

3位にヒドロキシ基をもつ1,5-ジエン類の熱異性化反応通常コープ転位可逆反応であるのに対し,オキシコープ転位では3位のヒドロキシ基のために転位生成物エノールとなり,これがケト形に互変異性化するので反応が不可逆になる.したがって,生成物を効率よく得ることができる.ヒドロキシ基を水素化カリウムなどで金属アルコキシドにすると,オキシコープ転位はいちじるしく促進される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む