化学辞典 第2版 「コープ転位」の解説
コープ転位
コープテンイ
Cope rearrangement
3位に不飽和置換基Z(Zはシアノ,エトキシカルボニル,フェニルなど)のある1,5-ヘキサジエン類を加熱すると,アリル基が反転して転位し,二重結合の一つが置換基と共役した生成物を生じる反応.
たとえば,3-フェニル-1,5-ヘキサジエンは,1-フェニル-1,5-ヘキサジエンになる.Z = OHの場合は,とくにオキシコープ転位とよばれる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報