ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 オクシリンコス・パピルスOxyrhynchos papyrus オクシリンコスはエジプトの村ベネサのギリシア名。 1897年以後 B.P.グレンフェル,A.S.ハント,イタリアの学者たちがこの地で発掘したギリシア,ラテン,エジプト,ヘブライ,シリア,アラビアの各語で書かれた多数のパピルスをいう。およそ前 250~後 700年にわたる当時の都市,建物,生活,文化,またキリスト教初期の教義や制度などを知るうえの貴重な資料であり,『トマス福音書』やイエスの言葉 Logia Iesuなどを含む新約外典の写本,失われていたピンダロスやメナンドロス,カリマルコスなどを含むギリシア古典文学の写本もある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
デジタル大辞泉プラス の解説 オクシリンコス・パピルス エジプトの村、ベネサ(ギリシア語名、オクシリンコス)で1897年以後に発掘された、数千点におよぶパピルス文書、写本の総称。公文書やグノーシス主義の文献などが含まれる。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報 Sponserd by