ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オッペナウエル酸化」の意味・わかりやすい解説
オッペナウエル酸化
オッペナウエルさんか
Oppenauer oxidation
RR'CHOH+(CH3)2CO⇔RR'CO+(CH3)2CHOH
このときアセトンを大量に使えば,この反応は右向きに進行し,目的のケトン RR'CO を得ることができる。アセトンの代りにシクロヘキサノンが用いられることがあり,アルミニウム tert-ブトキシドの代りにほかの金属アルコキシドを使うこともできる。この反応は副反応が少く,収量もよく,ステロイドなどの研究によく利用されてきた。
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