岩石学辞典 「オファイト」の解説 オファイト ピレネー地方産のオフィティックな輝緑岩の一般名.ウラル石化したピジョナイト,緑簾石化またはスカポライト化した斜長石などがオフィティック組織を示している.プリニウスが大理石の装飾用石材の中で緑色で蛇のような模様の岩石につけた名称で[Pliny : 77],後に特定の蛇紋岩を指すようになり,1798年にパラッソウはピレネー産のドレライト質岩石などの総称として用いた[Palassou : 1798].この中には非常に多くのウラル石化したドレライトが含まれている[Tomkeieff : 1983].この語はオフィティック(ophitic)構造との関係から使用しない方がよい[Tröger : 1935].ギリシャ語でophitesは蛇のようなの意味. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報