ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オベアー」の意味・わかりやすい解説 オベアーObeah; obi; obe アフリカ起源の妖術の一種。黒人奴隷によって西インド諸島,アメリカ南部にもたらされた。物神または呪物として血,オウムの嘴,ワニの牙,こわれた瓶,墓土,ラム酒,卵の殻が用いられ,また土か粘土を毛髪,ぼろ布,羽毛と混ぜて球状にしたものを紐で結び,場合によってはこれにガラス玉,ネコの頭蓋骨か爪,イヌやネコあるいは人間の歯をはめこんだものを用いる。ジャマイカでは 1760年に法律で禁止された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by