大学事典 「オルレアン大学」の解説
オルレアン大学[フランス]
オルレアンだいがく
フランス中部のサントル地域圏,ロワレ県オルレアン市にある。1306年1月27日,教皇クレメンス5世によって創設された中世大学が起源で,フランスではパリ大学,トゥールーズ大学,モンペリエ大学,アヴィニオン大学に次いで5番目に古い大学である。宗教改革者カルヴァンが法学を学んだことでも知られる。現在の大学は1960年に教養課程の分校として科学系の大学コレージュがつくられて以来,理学部(1961年),技術短期大学部(1967年),法学部(1968年),文学部(1969年),スポーツ科学部(1992年)と徐々に学問領域を広めていった。2002年には二つの技術学校を統合し,オルレアン理工科学学校(フランス)が設立された。2009年トゥール大学とともに研究・高等教育拠点(フランス)(PRES)となり,フランス中部における学際性に富む教育・研究機関の中心を担っている。学生数1万4656(2012/13年)。
著者: 高橋洋行
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報