オロドロメウス(その他表記)Orodromeus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オロドロメウス」の意味・わかりやすい解説

オロドロメウス
Orodromeus

爬虫類鳥盤目鳥脚亜目ヒプシロフォドン科の草食恐竜。白亜紀後期,北アメリカに生息した。成体体長は約 2m。それぞれ親の体長分だけ離れて分布する長径約 75cmの巣に約 20個の卵を産んだ。モンタナ州ウィロークリーク地域で多数発見され,卵殻中の胚の様子も判明した。孵化寸前の胚を調べると,すでに十分にできあがった骨質の関節丘をもっていることが確認され,また孵化後の卵殻も押しつぶされた形跡がないため,幼体は生れてすぐに巣から出て動き回ったことがうかがえる。

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デジタル大辞泉プラス 「オロドロメウス」の解説

オロドロメウス

白亜紀後期に生息した鳥盤類鳥脚類の草食恐竜。全長約2.5メートル。二脚歩行で、速く走ることができたと考えられている。

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