おんじゃる(読み)オンジャル

デジタル大辞泉 「おんじゃる」の意味・読み・例文・類語

おんじゃ・る〔おんぢやる〕

[動ラ四]おじゃる」の音変化。
「ちょこちょこ濡れたがよく―・る」〈浄・丹波与作

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「おんじゃる」の意味・読み・例文・類語

おんじゃ・る おんぢゃる

〘自ラ四〙 (近世前期上方の浮世草子浄瑠璃などで、地方色を出すために使われたものか) 「おじゃる」の変化した語。「いる」「ある」「…である」の意で用い、「行く」「来る」の尊敬語としての例はない。
※浮世草子・御前義経記(1700)八「わが国とうは、長門(ながと)の者でおんじゃるが」

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