… その後1930年,スペイン国境のピレネー山脈中のピク・デュ・ミディ(標高2860m)に,B.F.リヨが設計したコロナグラフを置く天文台が作られ,40年代には60cm屈折鏡(月や惑星の観測に活躍),次いで60年代には107cm,80年代には2mの反射鏡も増設された。一方,1950年以来,南フランスのプロバンス地方のサン・ミシェル村に,オート・プロバンス天文台が建設され,193cm,152cm,120cmほかの反射望遠鏡,60cmシュミット望遠鏡などを備え,ピク・デュ・ミディとともにフランスの天体物理学研究の拠点になっている。さらにフランスはドイツ,スペインと共同で,スペインのピコベレタにミリ波電波天文学研究所(IRAM)を建設中である。…
※「オートプロバンス天文台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...